FAZER8 バイクでスマートフォンを充電する。電源引き出し。
最近バイクを購入しました。4年ぶりにバイクに乗ることになります。中古で購入したので前回のオーナーさんの装備がたくさんついてました。その中に車載用ナビあったので、もう道に迷わないで済むかもしれません。
以前はスマートフォンをナビとして使っていたので、GPSをロストし迷うときが少なからずあり苦労しました。しかし、ナビがあるのとないのでは大違いなので、スマートフォンの電源が切れないよう、バイクから充電できるように南海の電源ポートをヒューズボックスから電源を取る形で使ってました。
私が買ったときはハンドルクランプはついていなかったですがこのシリーズ。
元々ついていたナビはバイクから電源を引っ張って充電しており、電池切れの状態になることはありません。スマートフォンでナビをするために電源を増設しなくてもいいのですが、近々キャンプツーをするのでやぱりスマートフォンは充電したい。ゆっくりゴロゴロしている際にたくさん使うでしょうし。なので以前使ってたものを移植しようかと思います。部品自体は以前のバイクを売却する前に取り外していました。取り付けがぶらぶらしていて邪魔だったので、ニッパでちょっきんと。
さて、今回ですが、初めは前回と同じくヒューズボックスからヒューズ電源を介して取り出してしまおうかと思ってました。ヒューズボックスはシート下、電源の出口はハンドル回り。必然的にエンジンの上を配線することになります。FAZER8で考えたところエンジン回りの熱が配線を直撃してしまうように感じて、ワイヤーが耐熱かなんだかわからないようなもので配線するのがためらわれました。ワイヤーも簡単に隠せそうにもなかったので見た目的にもNG。
そこでハンドル回りまで来ている配線、ヘッドライトから電源を拝借してしまいます。ヘッドライトからとるのはこれ以外にもメリットがあります。ヘッドライトはIG-ONにならないと電源が入らないため暗電流を抑えられます。
①気になるのが電流
スマートフォンを充電したとき、大本のヘッドライトフューズ(15A)が吹っ飛ばないかです。実はこの系統。ナビの電源も共有しています。これも踏まえたうえで、電流を計算します。電圧はエンジンが動いていないときの値を参照して、11.57Vとします。
- ヘッドライトの電流
FAZER8はLo, Hi 1つずつのバルブをつけてます。ネットで調べたところそれぞれ55Wのようです。(ほんとか?)
P = IVなので、Lo,Hi同時点灯のときを考え、
I(head) = P/V = (55+55)/11.57 = 9.5[A] - ナビの電流
取説から10Wmaxなので、I(navi) = 0.86A - スマートフォンの電流
USBポートの最大電流量2.1Amaxを使うとして、出力は5Vなので、単純に消費電力から計算してた場合、I(usb) = 0.91A (損失とか細かいことは無視)
以上を全て合わせると、使用するであろうMAX電流は I(all) = 11.3A。
ヒューズ制限電流に対して約75%。でもエンジン始動時に電圧降下して9Vくらいになったとしたら、97%。エンジンをかける場合にUSBポートをおもいっきり使って、ナビもmaxで充電中なんて状態はそうそうないと思うけど、気を付けたほうがいいかも。エンジン切るときはHi-beamをしないように。
※車両のマニュアルを見たわけじゃないので、ヘッドライトヒューズがほかにどのような機器につながっているかわかりません。あまり大きな負荷をかけるのはやめたほうがいい。
②ヘッドライトの電源ケーブルへの割り込み
ヘッドライトの配線から出ているケーブルに割り込むためにエーモンの配線コネクタを使いました。
エーモン 配線コネクター(青) DC12V200W以下/DC24V400W以下 10個入 E674
- 出版社/メーカー: エーモン(amon)
- メディア: Automotive
- この商品を含むブログを見る
これを使うことは良かったのですが、サイズを間違えました。思っていたよりも、ヘッドライトのケーブルから出ていた配線が細かったからです。(というのも、電源を取ろうとしていた配線は後付けされたナビに電源供給するための配線だったため、同じ径を使う必要はなかったから)
ワイヤー同士を接続するアルミ部品のスリットに対して配線が細く、電源が入ったり入らなかったり、うまくいきませんでした。手元に細い線に対応できるコネクタがなかったため、強引にワイヤーを挟んでいるアルミ部品をペンチで押しつぶして、ワイヤーを圧着させるイメージで加工しました。いつかワイヤーが切れてしまうかもしれませんが。まあ、配線が切れた場合もヘッドライトは生き残るように配線してあるのでナビへの充電が止まるだけで済みます。
③電源くんの配置
カウルの近くに置きます。
注意なのはハンドルを切ったときに接触とか、ケーブルが引っかかったりしないようにすること。余った配線はインシュロックとかでまとめて固定する。
これでバイクからスマホが充電できるようになりました。本当に問題なく動作するのかは、これから実証したいと思います。
さて、あとは肝心のスマートフォンを固定するホルダーを買わなきゃね。
記録おわり